さて、今回の施設紹介はスビールという施設です!
スビールは前回ご紹介したピンプリから車で1時間程走ったところにあります。写真のように、周辺は豊かな自然があり空気が澄んでいました。
施設名称:Nav Jyot Social Service Society
設立年:1978年
支援開始年:1989年
スビールは、学校・男子寮・女子寮の3つの軸が組織を成しており、「めぐこ」は男子寮に住む生徒を支援しています。今回のインタビューで、三者が上手く連携をとり、互いが良い関係にいることがわかりました。また、女子寮に病院が隣接しているのがスビールの特徴です。(下の写真)
様々な病気を治療するこよ病院は多くの地元の人から信頼を得ていました。一方で、看護士が不足していたり、入院棟に隣の患者との仕切りがなかったりと課題も見受けられました。
こちらは3年前に建設された教会です。子どもたちは毎朝5時半に起床し、6時から15分間のミサに授かっています。「めぐこ」メンバーも一緒にミサに参加させて頂く機会がありました。日本で受けたことのあるミサとは違ったAdivasi独自の太鼓の音にのせた賑やかな賛美は子どもたちの活力を感じられました。
プログラムでは、子どもたちはどの学年の子も元気いっぱいで、みんなで汗だくになるまでダンスをしたり、歌ったりして、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
子どもたちは卒業後の10年生以降、「めぐこ」支援施設であるアフワの高校に進む生徒が多いです。インドの10年生以降の進路としてはArts、Science、Businessの3つのコースがありますが、そのうちこのスビール地域で受講可能なのはArtsのみのため、他の2つのコースを専攻したい生徒はアフワに進みます。また、11年生のときに決めたコースは大学でも変えることは出来ないそうです。ただ、実際には11年生に進む生徒はほとんどおらず、働いたり結婚する生徒が多いそうです。児童婚はスビール地域全体の問題でもあるそうです。その理由の1つに、親が教育を受けておらずその重要性を理解していないことが挙げられます。スビールではほとんどの子どもが寮に住んでいますが、それにより子どもたちは教育の大切さを知ったり友人関係の築き方を学んだり、規律正しい生活を送ることが出来る、とFr.がおっしゃっていました。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。次回もお楽しみに。
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