私にとって二年ぶり、二回目のシャンガハン。行く先々で村の人々や学校の生徒達・先生方が両手いっぱいの花や歌で温かく迎えて下さった。
滞在中にIshvan神父様と話す中で、彼の先住民Adivasiに対する思いや教育に対する溢れるほどの熱意を知り、感銘を受けた。
St. Xavier’s Schoolでは先住民だからという理由で社会的に引けを取らないためにも、英語教育やコンピュータークラスを積極的に導入し、力を入れているのだと言う。Ishvan氏自身がガミット族出身の神父様ということもあり、彼がモデルとなって子どもたちに将来への夢や希望を与えているように感じられた。
二日目の村訪問で、保護者たちに「子どもたちの教育についてどう考えているか」と質問したところ、「子どもたちの明るい将来のためには教育が必要だ。男も女も関係なく、平等に機会が与えられるべきだ。」と答えて下さり、子どもの将来を想う両親の温かさを感じた。こうしたご両親や神父様の支えがあってこそ、私たちの支援も成り立つのだと実感させられた。
神父様のように人生をかけて他者に献身することはなかなか難しいことだけれど、このシャンガハンでの経験がこれからの私の一つの指針になるだろう。
いつかまたシャンガハンの子どもたちに会える日を願って。
三年 井上杏奈
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