だんだんと蒸し暑い日が続くようになり、梅雨入りを感じさせる季節となってまいりました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
先日行われた総会で、フィリピンの支援施設のひとつである「CICセブ」の「めぐこ」担当者、JOYさんに、コロナ禍におけるフィリピンの現状についてお伺いしました。今回は、JOYさんからお伺いした内容をご紹介させていただきます。
1.フィリピンにおけるコロナウイルスの現状
フィリピンにおいてもコロナウイルスは猛威を奮っており、国民にとって大きな課題となりました。
フィリピン保健省によると、最も多く感染者が確認されたのは2021年3月から4月の間で、首都圏から様々な地域にわたり感染が拡大しました。
昨年は、ウイルスの蔓延の緩和や、脆弱な人々を保護するために最低限の公衆衛生支援が施されました。2021年の3月からフィリピン政府は、ワクチンの供給を最前線で行なっており、国家機関、地方自治体、民間部門など、様々なアクターを結集しています。
2.昨年からの変化
コロナウイルスのパンデミックは、経済的にも深刻な状況をもたらしています。多くの小規模企業、主に食品を扱うお店は閉店を余儀なくされ、多くのコミュニティも閉鎖されました。政府は特に貧しい人々へ食料提供を中心とした支援を行っています。経済的困難に直面しながらも、危機を乗り越え、新しい日常を目指して努力しています。
3.コロナ禍での教育の現状
対面授業はないものの、教育は続けられており、一部の高校生はオンライン授業受けています。しかし、インターネット環境を整えることは多くのフィリピン家庭において難しく、教育危機に瀕しています。
未だ感染状況が止まることのないコロナウイルスは、「めぐこ」支援先であるフィリピンにおいても深刻な状況をもたらしています。「めぐこ」の支援施設内でも亡くなられたSr.やFr.もいらっしゃり、私たちメンバーも心を痛めるとともにこの現状を深刻に受け止めております。
新しい教育支援の形が求められる中、私たち「めぐこ」ができることを日々考え、行動しております。
最後になりましたが、今回ご紹介したフィリピン、そして次回ご紹介させていただくインドの子どもたちが、安心して、より多くの教育機会を得られるよう、引き続き、皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。
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